縦走路/2019年7月「山と弟」

 昨年の9月2日、山友会では記念山行があった日、私は燧ヶ岳にいました。前日に会の山行に 後ろ髪を引かれながらも弟と行く山へ向かいました。憧れの尾瀬、テレビでは良く見ていたけど、 どんな所だろうとワクワクしながら。
弟と私は17歳違い。私が高校生の時に生まれました。結婚が早めだった私は弟と過ごす時間 が僅かで、彼の成長を見ることなくお互いに時間が経ってしまいました。自分の生活に忙しく、 余裕もなくてなかなか接点を持てなかったと振り返って思います。でも、私に息子2人が産まれ、 弟に会ったときは息子たちのお兄ちゃんのように遊んでくれた記憶を懐かしく思い出します。
そんな弟と一緒に山登りが出来るとは。燧ヶ岳登山については、長蔵小屋を予約や計画は弟が 立ててくれました。私は知らなかったのですが、山の知識や経験はかなり豊富で、冬山の講習を 受けたり、ボルダリングの練習もしているとのことでした。
その登山は、189センチの身長がある弟の足の長さには到底追いつくことは叶わず、何度も 待ってもらいながら登りました。でも、山頂に着いたときの嬉しさと言ったら! ニッコニコ顔 の私の写真を後で送ってくれました。
長蔵小屋に泊まった夕方に二人で見た尾瀬の夕陽は心に残っています。下山後、那須塩原駅で 別れ、弟は東京へ帰っていきました。
今年の冬、私はスノーシューを付けて鎌倉森を登りました。へたばりそうな時に弟にラインし たら「頑張って進め!」と返ってきました。
先月、東根山山行の時、 「眺めが良いよ-」と山頂からの写真を送ると弟からは男体山からの中禅寺湖の写真が届き、同じ時間に二人とも山にいる。「わっ、楽しい」と思いました。
この年齢になり、弟と共通な楽しみの山登りで二人がつながっていると思えます。弟が小さい 頃に一緒に居られなかった分、時々一緒に山に登り色んな話をし、私が知らない弟の人生の話も 聞けたら嬉しいです。今度は一緒にどの山に行こうかと考えるだけでも心が弾みます。

No.478 佐々木優子

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縦走路/2019年7月「山と弟」” に対して1件のコメントがあります。

  1. ナカムラ ミエコ より:

    素敵な縦走路、うれしく読ませてもらいました。やっぱり兄弟!!どこかで繋がっているんですね。
    山を思い、兄弟を思い、この暖かいつながりを大事にしてください。

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