盛岡山友会は、1986年9月に山登りと自然が好きな仲間13人で、民主的な運営の山岳会として誕生しました。
ここでは、会の基本理念、目指す姿、運営体制について紹介します。


■はじめに

盛岡山友会は、1986年9月に登山と山岳自然を愛する仲間13人で結成されました。
民主的な運営を基本に、年齢性別を問わず幅広く会員を受け入れ、オールラウンドの山岳会として活動を続けています。
 現在の会員は、およそ80名。年間に約400回の山行を行なっています。「里山からヒマラヤまで、安く、楽しく、安全に」のモットーを名実共に実践しています。
 2021年には35周年を向かえました。登山愛好者のニーズの変化に柔軟に対応しながら、地域に根ざした山岳会として大きく飛躍することを目指しています。【盛岡山友会の歩み

■会の基本方針

 1998年に、会の持続的な発展を目指し、次のとおり基本方針を定めています。

●民主的運営によるオールラウンドの山岳会づくり
 盛岡山友会は、市民に開かれた民主的山岳会として、年齢、性別、経験を問わず、登山と自然を愛する仲間を広く受け入れ、オールラウンドの山行活動を実現する総合的な山岳会を目指します

●会員は自立を目指し会はそれをサポート
 安全登山の実現のため、会員は自立した登山者をめざし、会は会員の自立をサポートする役割を担います。

●全員参加の会運営
 会の大型化や要求の多様化に対応し、常に運営システムを見直しながら全員参加の会運営を目指します。


■会の運営体制

 盛岡山友会の運営は、会員の全員参加による運営を基本としています。

具体的には、4月の定期総会で決定する活動方針に基づき、同時に選ばれる四役(会長、副会長、事務局長、救助隊長)と運営委員(2017年度は26名)による運営委員会が会運営をリードしながら、会員は専門部会(山行企画、教育遭対、組織、自然保護、会報、事務局)のいずれかに所属し何らかの役割を担っています。
 また、山行企画では、会員の自主性に基づく“志向別山行企画グループ”の活動を奨励し、会員のさまざまな登山志向に応えるような仕組みづくりを行っています。 【志向別山行企画グループ


■会の基本理念

 盛岡山友会は、山と自然を愛する市民でつくる山岳会として、活動の基本理念を定めています。1986年の会結成以来、この基本理念の下で様々な活動を行っています。

●民主的会運営
 会は会員のもの、会員全員による手作りの民主的会運営が基本です。

●自立した登山者を目指す
 会は旅行代理店ではありません。会員各自が一人前の登山者となることを目指します。

●安全登山の徹底
 登山は大自然のスポーツです。常に危険が潜んでいます。遭難事故を未然に防ぐため、安全登山の徹底を図ります。

●山岳自然の保護
 自然にやさしい「ローインパクト」の登山に徹するとともに、山岳自然を守る活動を行います。

■会の将来ビジョン

 基本理念と基本方針のもとで、1999年には会の将来あるべき姿を「会の将来ビジョン」として明らかにしています。

<会の将来ビジョン>
◆会員の自発的企画で様々な志向に応じた山行活動◆
 会員の自発的な企画で、様々な登山志向に応じた山行活動が会全体のものとして実施されていること
◆系統的技術教育で全会員がセルフレスキュー技術習得◆
 登山の技術教育が系統的に行われ、全ての会員がセルフレスキューの技術と知識を身につけていること。
◆常設の遭難救助隊による捜索救助体制◆

 会に常設の遭難救助隊を組織し、遭難事故等の発生に対して的確な捜索救助体制がとれること。
◆山岳自然保護の自発的取組み◆
 県内の山岳自然の実態を常に把握し、破壊行為や破壊現象等を発見したときは、いち早く問題提起し保護活動の先頭に立って活動すること
◆会員全てが対等な関係による民主的会運営◆
 年齢、性別、志向、技術の違いに関わらず、会員が対等の立場で議論できる民主的運営が行われていること。
◆登山の普及や遭難事故防止の社会貢献活動◆
 未組織登山者を対象とした登山教室を開催するなど、登山の普及と遭難事故防止のための社会的役割を果たしていること。

■所属団体

1986年の会結成以来、日本勤労者山岳連盟(岩手県勤労者山岳連盟)に所属しています。

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