縦走路/2019年8月「古を満喫する旅」

 今年のゴールデンウィークに関西以南の山と神社・仏閣巡りをしてきました。仙台港から名古屋港に向かい、伊吹山・鳥取大山・四国:剣山・石鎚山・紀伊:大峰山と大台ケ原に向かう計画でした。大峰山までは順調にこなしましたが、大台ケ原数キロ手前でタイヤがパンクしてしまいThe End 悲しい結末に、スペア タイヤに交換して悩んだ末、降りる事を決めました。長期連休のため車屋さんは空いておらず、明日10:00 以降の対応を考えると計画が狂ってしまうため、諦める事にしました。橿原から2 時間あれば行ける事も判り、次回、観光のついでにチャレンジしたいと思います。
 今回は山もありましたが、神社(一宮+α)も30 箇所も回りご朱印を頂きました。令和に代わるため、沢山の方々が大きな神社にお参りしていました。印象に残ったのは大神神社(おおみわじんじゃ)、三ノ輪山にあり、山そのものをご神体となる神社で、大きな神社で有名な三ノ輪素麺発祥の場所であります。神社には神話が残り、古から脈々と伝わる伝説が今なお残るとは日本の先端技術と古を守る文化の高さを感じるものです。場所は違いますが、有名なキビ団子も、吉備の国の伝説として桃太郎伝説があります。吉備の国の団子という事ですね。また、吉備の国は大きく、三つに分ける事にして、名前は吉備の「備」を取り、備前・ 備中・備後と名前を変えたようです。遣唐使で高名な方で学者から右大臣までなった、吉備真備(きびのまきび:地名の場合は、まびと言います。)もこの出身者でした。
 また、今回の旅で国宝三重塔も全て終了しました。兵庫の一乗寺・しまなみ海道の生口島にある向上寺の中にある三重塔です。見事な出来栄えであり幾重にも戦火を潜り抜け健在であることは、国宝と言える所以であります。昔は高い建物が無いため、落雷等で塔に落ちて無くなっていたようです。五重塔の国宝はあと一つになり、山口県にある瑠璃光寺が最後となります。機会を作り国宝五重塔をコンプリートする事が目下の目標となりました。山に観光にと楽しみは広がるばかりです。

№484 内堀 孝信

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