縦走路/2019年11月「山との縁」

 私と山。体力もなく運動に縁がありませんでした。山とのかかわりはかつてお世話になっていた職場の労働組合の登山でした。何度か参加していくうちに友人もでき市民登山などに参加していました。私にとって山登りは苦しいものでしたが、登りきった時の達成感でしょうか。その感覚が忘れられなくなり楽しみに変わっていきました。
 友人に山友会の会員がいて会員外として何回か会山行に参加していくうち顔見知りもでき山に誘われるようになりました。これがきっかけで会員となり現在に至っております。登山教室を得て登山のノウハウを学び、山への色々なジャンルに挑戦してきました。皆さんと比較し成果があったとは言えないと思いますが私としては満足です。
 入会して翌年の沢登り、葛根田川の美しさに魅了されたことを今でも鮮明に覚えています。後に山岳雑誌「山と渓谷」に山の会紹介として掲載されました。冬山入門講座を受けて厳冬期の岩手山、春の鬼又沢、北アルプス岳沢と身に余る事を経験しました。辛く苦しく何度参加したことに後悔したことか。でも又、行きたくなるのはなぜでしょう。
 スキーを始めたのも会に入ってからです。山スキーに届かずゲレンデで終わってしまいました。クライミングに岩登り。猿岩の初級コースですが経験できたことが北アルプスに行った時も役に立っています。数々の日本アルプスに行きましたが高山病に苦しめられました。即下山したこともあります。これが原因で日本一の山、富士山に挑戦できていません。自分の身勝手で迷惑をかけることになるからです。自然に行きたいと思わなくなっていました。と言うより思わないようにしてきました。いつの日か挑戦出来たらと思うようになってきています。
 山友会員として数年を運営委員として会運営に携われたことで多くを学びました。ただの趣味の会ではなく組織として運営することの難しさもあり楽しさもありましたが、全国連の行事に参加でき知り合いが出来たことは良かったと思っています。
 運営委員を離れて少し心穏やかになりました。よく行ける山と行きたい山は違うと言います。私も耳が痛く感じながら体力の限界を超えた行動をし、寝込み病院の世話になったことも数回。それまでし山を続けてこられたのは人との縁が出来たからです。縁は山だけではなく人でもあった。 私生活でも支えられ、励まされ、助けられ有難く思っています。
 今まで身の丈に余る経験をしてきましたこれからもこの縁を大事にし、細く長く山にかかわれたらいいと思っています。これも山友会に入ったからこその縁です。山友会、今までかかわりを持って下さっている方に感謝の気持ちを忘れずに山を楽しみながら山行に参加出来たらと思っています。

№140 石澤妙子

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