縦走路/2020年1月「プレ35周年に想う」

 今年は、元旦早々に風邪をひき、ぼーっとした頭で一年の計もなにもなかったが、齢を重ねるごとに体力が衰えていることだけは実感できた。それでも、気持ちだけは青年で居たいと思う。
 盛岡山友会も創立から34 年目を迎える。山登りを趣味とする会ではあるが、私にとっては長く関わるほどに、山登りを超えた何かを得てきたと思う。これまで、旧会員も含めて496人と出会い、喧嘩もしたし、悲しい別れもあった。一期一会を大切にしてきたとは言い難いが、いま思えば人との出会い全てに意味があると、そう思えるようになったら会運営も苦ではなくなった。
 新年早々に来年のことを言えば鬼が笑うかもしれないが、来年は創立35年目の節目の年だ。これまで、5 年、10年の節目で記念となる取組をやってきた。国内外の記念山行、記念グッズの作成、記念誌の発行、記念講演会、作品展、祝賀会など、会がひとつになって取り組むことで結束を高めてきた。前例にこだわる必 要はないが、35周年も会員皆で楽しく盛り上がりたいものだ。
 そこで、今年はプレ35 周年として、楽しいことをいろいろ考える年にしたい。取組によっては調査やト レーニングなどの準備も必要だろう。この機会に旧会員にも声をかけて、会の歴史を振り返るのもいいと思う。何よりも、会員が中心となったチャレンジングな企画は魅力的だ。そのために、会員の皆さんの斬新な提案をどんどん出して欲しい。そして、その実現に向けて力を結集するスタートの年にしたいと思う。
 巷ではネット山岳会が隆盛のようだが、当会のようなリアル山岳会の魅力は、皆で力を合わせて成し遂げるプロセスにあると思う。もちろん、その成果として目標を達成できれば喜びはこの上ない。会のモットーである全員参加でその魅力を思いっきり発揮して、新時代にふさわしい節目の35 周年を共に祝いたいものだ。今年も、事故なく充実したよい一年になることを願っている。

№2 渡邊健治   

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