縦走路/2020年11月「シラネアオイ」
滝の上温泉に行く途中の営林署小屋跡から千沼ヶ原への登山道の途中で初めて対面した赤紫色の花。この花は…しらねぇ…シラネアオイでした。やや湿った草地に生える多年草、1科1属1種の植物。1本の茎に1個つく。まれに1本の茎に2個つくものもあり1茎2花と言われます。
名前の由来は、日光白根山に多く、花が園芸植物のタチアオイに似ているのでこの名がある。中には白花あり、皆さんが岩手山に登って見に行っているようで…。
私的には夕張岳での白花の群落、赤紫と白のコントラスト、白花の大株も見られ、赤紫と白花が一緒に咲いているものもあります。
春一番早く見られる山は、太田薬師です。4月下旬から5月下旬にかけて見られます。10~20本位の群生があります。カタクリ、ニリンソウ、シュンランも同時期です。
プロペラの様な実の中の種を播いてみました。2本しか出てきませんでした。花が咲いたのは5年後でした。同様にニッコウキスゲも花が咲くまで5年かかりました。種から花を咲かせるのは根気が必要です。2年は咲きました。
今、探しているのは、混色赤花と葉に斑が入った物です。他に緑色のニリンソウ、緑色のユキザサ、葉の先が丸くなっているマルバユキザサ、県内では見てない、一人静の青軸、ウズラバハクサンチドリ等。― 変り花、斑入り、等々 ―
カタクリも平ケ倉沼から尾根沿いにカタクリロードでした。ここでしか見られないと思い3年間は登り続けました。残雪なので沼から尾根まで直登に登れました。
山友会が出来る前の事でした。
№6 千田 勝則