表紙絵ギャラリー/2023年9月「雲海をまとった裏岩手」

 それは良く晴れた初秋の早朝で、次の山行の下見の途中の八幡平見返り峠付近で出会った。
 雲海が綿あめのようにふわふわ動いている。いっときその上に乗ってみたい衝動にかられ、その場に釘付けになった。
 その下見というのは長沼のキヌガサソウ探索で、確かに放射状の大きな葉が群生している箇所を見つけたときは興奮がおさまらなかった。
 その記念日は2021年9月15 日である。(No.150 H.N)