春の自然観察会のご案内

~櫃取湿原の観察調査 21世紀に残したい日本の自然100選

春の自然観察会を下記により開催します。自然保護部以外の方の参加も歓迎します。

〇 目 的:県内最大のミズバショウ群生地の櫃取湿原を散策し、早春の花々の観察         
       や湿原の成り立ちなどを学びます。                      

 〇 実施日:2024年5月12日(日)   

 〇 場 所:櫃取湿原(岩泉町釜津田)

       ※区界高原のカタクリも観察します。

 〇 締切り:5月8日(水)

【見どころの概要】

・岩泉町釜津田の国有林内に広がる櫃取湿原は、青松葉山や高森などの峰々に囲まれた標高1000m前後の平坦地にある湿原で、周りを囲むように広葉樹林が広がり、北上高地の数少ない湿原地の中で最も美しい場所と言われています。

・湿原の全域がすべて国有林で、植物群落保護林に指定され、岩手県の自然環境保全地域にも指定されていることから、この地域内での動植物の採取が厳しく禁止されています。

・昭和58年には「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれ、4月下旬から8月下旬の時期に多数の花が咲きます。特に5月頃のミズバショウと7月頃のハクサンシャクナゲは、とても綺麗で、散策や写真撮影に訪れる方が増えています。

【観察のポイント】

・放牧されている牛が湿原を維持保全している?

・湿原が縮小している? かつては標識40番より奥まで湿原が広がっていた?

・湿原の水の大半は太平洋にそそがずに「岩洞湖」に流れて発電等に利用されている?